今日は女優の「菊川麗」さんの誕生日だそうで。
私と同じ2月生れ、彼女の大学の専攻はコンクリート工学だそうで・・・天は二物を・・・(^o^;)。。。
ところで「せっけん」のことについて以前、このブログで書いたことがありました。
私の本業である、左官・タイル工事では「界面活性剤」は難解ですが、充分な理解が必要な分野です。
その「界面活性剤」という大きな一くくりの中に
「せっけん」や「合成洗剤」そして私たちの業界で必須の「減水剤」があります。
洗剤メーカーは皆さんご存知、花王やライオン、P&Gなどがあるわけですが、家庭用、業務用洗剤メーカーとしてのほかに、
コンクリート用化学混和剤としても花王などのメーカーも有名です。
ご存知かもしれませんが、これらのメーカーさんは合成洗剤のメーカーさんですから、同じ分野である化成品事業部としてコンクリート用製品を作っているのもうなずけます。
ここで、はっきりさせておきたい事があります。
それは「せっけん」と「合成洗剤」との区別です。
はっきり言ってしまえば、どちらも洗剤じゃん!ということでは
ありますが、その化学的性質はたいへん大きな違いがあるようです。
実は市販のシャンプー、リンス、ボディーソープ、練りはみがき、そしてハンドソープ、洗濯用洗剤、台所用洗剤、などの95%以上は「合成洗剤」を含んでいます。
それは、製品のラベルの詳細を読むと、だれにでもすぐにわかります。
それは、「せっけん」で作られた製品なら、「せっけん素地、グリセリン、水」この3つが必ず書いてあり、それ以外はほとんど含んでいません。
反対に「合成洗剤」を含んでいれば、アルキルスルホン・・酸塩、○○酸塩、など、まったく違った表示です。ですから、誰にも一目でわかります。
今、私が言った市場に出ているこれらの商品の95%以上が「合成洗剤」を含んでいるのです。
なぜに「せっけん」ではなく「合成洗剤」が市場を「席巻(せっけん:笑)しているのでしょう。
それは、扱いが「ラク」だからです。
昭和40年以降に生れた方々は、生れた時から「合成洗剤」の時代だったと思いますが、それ以前は、「せっけん」が主役だったのです。
たとえば、シャンプー。
「せっけん」の時代に洗髪したとき、目に入るととてもしみて目が痛くなったものです。
たとえば、台所用洗剤もクレンザーなど手荒れもありました。
たとえば、洗濯石鹸(粉石けん)、せっけんかす、黄ばみなど・・・
これらはすべて「せっけん」の性質から来ています。
せっけんは油とアルカリから作るので、どうしてもアルカリ性になります。
ですから、昔は幼児の洗髪は目に入ると「泣かれる」ので注意して
洗ってあげましたし、クレンザーでお皿を洗ったらワセリンなんかを手に塗りました。また、洗濯の時、泡立ちよくなるように、
(泡立ちが悪いと「せっけんかす」で汚れが落ちにくく、黄ばみが出たり)粉石鹸をお湯でよく溶かしてから洗濯をしました。
世の中、今の時代なんでも便利至上主義で、「せっけん」の上記のような不便さを捨て、「合成洗剤」の快適さが、市場の95%以上の普及率となったのでしょう。
(言い換えれば、「せっけん」は市場に5%以下しか普及していない!)
すなわち、シャンプーしても「中性洗剤」ですから目にしみませんし、同じく台所仕事で手も荒れにくい、洗濯は洗剤と洗濯機に任せておけば忘れた頃には作業完了。便利です。
私は、はじめにお話したように、自分の仕事で「界面活性剤」すなわち、コンクリート用化学混和剤にJIS(日本工業規格)で規定されている「減水剤」を知るにつけ、この「功罪」をどうしても知って欲しいと思っています。
以下、続く・・・



